大分県の悪い奴等その後

本来の合格者を救済するとは言うものの、もはや別の職に就いてる人に「やっぱり合格でした。先生やってくれませんか?」なんて、どの面下げて言えるというのだろう……。本人が希望すれば……、って、一体何さまのつもりでそんな言い方になるのだろう。精神的な苦痛に対する賠償や、本来もらえるはずだった金銭的な保障等も合わせて検討すべきだよな。この二年間については、改竄前と改竄後のデータが電子データとして警察がつかんでるらしいんで、一刻もはやく真相を明らかにしてほしいです。


不正に門をくぐって教員になった人に対する採用取り消し処分も併せて実施される模様だが、こちらも混乱は必至だろう。子どもには嘘はいけないと道徳で教えながら、かたや大人は泥まみれの金をまき散らして……。


この際、全国的にゲロっちゃって、膿を出し切るしかありませんな。教員免許更新制度も来年度から始まるわけだし、こうなったら教員の採用、人事権を教育委員会から、中央官庁に移譲すべきだな。

不正合格採用取り消し 大分県教委 昇任者も懲戒対象 本来の合格者は救済
7月16日15時6分配信 西日本新聞


 大分県の教員採用をめぐる汚職事件を受け、同県教委は16日、不正な点数操作で合格したことが確認できた場合、採用を取り消し、不正行為で合格した人のしわ寄せで不合格となったことが確認できた受験生については、本人が希望すれば採用することを決めた。


 県教委は「可能なところまで確認したい」としているが、答案用紙などが破棄されているため、適正な合格者、不合格者を判断ができるか難しい面もある。

 校長や教頭の昇任人事についても、不正な方法で登用されたことが確認できた場合、懲戒処分や分限処分などを行い、再発防止のため、10月以降に始まる今年の任用試験を見直すことを決めた。

 また、県教委直属の教育行政改革プロジェクトチームを設置。知事部局の総務部審議監を改革担当審議監として置き、教員採用試験や校長・教頭の任用試験の見直しなどの抜本改革に取り組む。


 ●逮捕の参事ら懲戒免

 大分県の教員採用をめぐる汚職事件で、同県教委は16日、県教委義務教育課参事江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=と同課参事の矢野哲郎容疑者(52)=贈賄容疑で再逮捕=の2人を同日付で懲戒免職処分にすると発表した。

 また、贈賄罪で起訴された同県佐伯市立蒲江小学校校長、浅利幾美被告(52)=15日付で懲戒免職=の後任に、17日付で同県国東市立国東小学校の岡松寛教頭(52)を充てる人事を発表した。

=2008/07/16付 西日本新聞夕刊=
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080716-00000014-nnp-l44