ムペンバ効果

NHKの「ためしてガッテン」で放送された「冷蔵庫で早く氷を作りたいなら、いったんお湯に沸かして凍らせると良い。」というムペンバ効果をめぐって、ネット上ではかなりの議論を呼んでおり、遂に大槻義彦教授までブログで論を展開している。


NHKの放送内容は以下の通りだ。

「驚きの氷早作り技」
急に氷が必要になったとき、氷をもっと早く作る方法はないものでしょうか?

常識逆転! お湯は水より早く凍る
氷を作るとき、普通は、水とお湯では水のほうが早く凍ると思うことでしょう。しかし!約20℃以上の水ならば、なんと温度が高いほど早く凍るのです。

たとえば、マイナス20℃の環境で水をまくと、水のまま地表に水がまかれます。しかし沸騰したお湯をまくと、瞬間的に氷になってしまうため、地表はぬれません。


また、ある研究論文によると、70グラムの水で実験したところ、20℃の場合は凍り始めるまでに100分かかるのに対し、100℃の場合は30分で凍り始めたとされています(凍りきるまでには、もう少し時間がかかります)。

http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2008q3/20080709.html より一部引用。


これに対して、大槻教授はブログで反論を続けた。

『冷蔵庫で氷を早く作りたいなら、一旦、お湯にしてから冷やせ!』
とは、迷信です。
ムペンバ効果は、相転移の物理の新しい発見でもなく、まして新しい法則でもありません。


http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/75_8f39.html より一部引用。


さぁ、全国の小中学生のみなさん、夏休みの宿題の自由研究の題材にどうでしょう?仮説、方法、結論と自分なりにまとめて、担任の先生に出したら、めっちゃほめられると思うよ。