近鉄阪神直通運転

近鉄阪神相互直通運転するのを前に、近鉄線内で阪神の1000系が走ってる。奈良線の勾配部分のデータを収集するのが目的らしいが、前照灯がカッコいいね。来年の春の直通運転開始が楽しみだね。奈良〜三宮が乗り換えなしで結ばれたら、JR西の大きな脅威となること間違いなし。現在も、JRは大和路〜おおさか東線経由尼崎行きの快速を走らせているので注目。


筆者も鉄道が相当好きで、かつてサイトをつくってみたもんだ(現在は放置中)。電車は奥が深いよ、223系の新快速に乗ってるだけで、かなりの気分転換になるもんね。京都駅を通って通勤していた時は、毎日楽しみだったよ。今朝のサンダーバードは何系がくるかな〜?とか。そう言えば、関空・紀州路快速用の223系が増備されて4両+4両に組成換えされたみたいだね。


鉄ちゃん垂涎のネタが日曜日のニュースに載ってた。最短距離を使って運賃を計算するというルールを逆手に取ったいわゆる大回りなんだが、下の行程、これはかなり奥が深いよ。ちなみに、近鉄でも選択乗車ができる制度があり、上本町、難波に行くときに西大寺経由で行くか、西大寺と八木経由で行くか選べたり。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080518-00000012-maiall-bus_all

<鉄道の旅>120円で530キロ 安く電車に乗る方法に挑戦

大型連休最後の今月6日、大阪市内のJR福島駅から天満駅まで電車に乗った。大阪環状線だと2駅目、約5分(2・6キロ)。だが、関西2府5県をまたぐ約530キロ、約12時間の「大回り」をした=図参照。ちょっと信じ難いが切符代は120円。JRの大都市近郊区間内の運賃特例だ。トラベルライターの横見浩彦さん(46)=横浜市=に旅の先達をお願いした。

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 東京▽新潟▽大阪▽福岡圏は路線が多く、目的地までの経路が複数ある。乗った経路通りの運賃を請求すると、改札口で頻繁な精算が生じ、お客も駅も大変な手間。そこで指定の区間内では、同じ駅を2回通ったり改札口を出ない限り、最低運賃で行ける。大阪圏は98年に和歌山線加古川線兵庫県)などが加わって大幅に拡大、大回りできる距離が延びた。

 朝7時過ぎ、毎日新聞大阪本社に近い福島を出発。コンビニのおにぎりを食べたばかりなのに腹が減る。「電車に乗ると、みんなそう言います。揺れが消化を促進するとか、諸説ある」と横見さん。和歌山で早速、ホームの立ち食いスタンドへ。

 和歌山線では無人駅が続く。畑と民家、たまに工場。どこを走っているのか分からないと眠くなる。地図を持って来るべきだった。10時過ぎ、年配の車掌さんが検札に来た。福島発の120円切符、どう見てもキセル乗車。緊張しながら「お、大回り中です」と差し出すと、「ああ、はい」と無反応。同好の士は多いとみた。

 「うぉー」。突然、横見さんが窓に額をくっつけて興奮。昨年3月、近畿で唯一残っていたスイッチバックが廃止された北宇智だ。「行きつ戻りつする電車を跨(こ)線橋の上から何度も見た」。当時のホームや線路はまだ残っていた。

 加茂からローカル色が濃くなり、2両編成のディーゼルカーがうなる。14時を過ぎて猛烈に空腹だが、なかなか売店がない。「関東の大回りだと、いくらでもエキナカ(駅の中)で食えるんだけど。甘くみてた」と、横見さんもつらそう。

 草津から新快速。沿線に、これでもかとマンションが林立している。ここから琵琶湖を左回りに1周。壮大なアホらしさが醍醐味(だいごみ)だ。「ほや、ほや」と連発していたおばさん2人組は長浜で下車。「そうだ」の意味の方言らしい。湖西線沿いの水田を琵琶湖と見まがう。一幅の絵だ。

 道中、横見さんは「デートコースにどうかな」と真顔で言った。確かに、綿密なルート計画が必要で、食料やトイレの心配を共にする。下手な所でケンカして途中下車すると、とんでもない運賃を払うはめに。スリルあるデート、盛り上がるかも。【鶴谷真、写真も】

 ◇全国の駅を制覇

 鉄道ファンを「テツ」と呼ぶ。撮影派や模型派などさまざま。乗って興奮するのが「乗りテツ」だ。「JR全線完乗」などを目指す人が多い。横見さんは05年2月、当時の国内の全9843駅に下車を果たし、現在も新駅誕生のたびに出かける。単にホームに足を付けるだけではなく、必ず改札口を出て駅の見取り図を書き、乗降には鉄道を使う。今回の大回り中、計5人(全員男性)が「横見さんですよね?」と声をかけてきた。ある人は「乗りテツにとって、横見さんは神様なんです」と感動し、握手を求めていた。