ゲド戦記


映画『ゲド戦記』を観てきた


「命は大切にしなければならない」


人は死ぬことを知っているからこそ生きる

人間に未来はあるが 永遠なんてない

だから 人は生き 生かされているんだ


こんなことを伝えたかったんだと思う


挿入歌の「テルーの唄」 

澱んだ絶望的なムードを払拭するほど癒される

劇場のシートで いまにも宙に浮きそうな虚脱感を感じた


人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる

あなたもきっと寂しかろう

虫の囁く草原を ともに道行く人だけど

絶えて物言うこともなく

心を何にたとえよう 一人道行くこの心

心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを

    歌 手嶌 葵 作詞 宮崎吾朗 作曲 谷山浩子




でもさぁ 冒頭でドラゴンが共食いしてる意味が分からんし

テルーが父を殺した理由も明確でないし

ゲドとクモをはじめ登場人物の過去が描かれていないし

命が大切と訴える割に殺人や奴隷売買のシーン……

ラストもさぁ 婆あになって終わりというのも……

あとさー ウサギとかいうヤツの声が嫌だった


そりゃあ ヤフーのムービーレビューで2.3点/5点になるわな

イメージワードの1位が「ファンタジー」になってたけど これもねぇ……

ちなみに2位は「絶望的」まさに その通り でも希望もある みたいな


ゲドと言うのは 案外「解毒」の暗喩かもしれんな

世界は 色んな奴等が地位や力を持ってしまい混沌状態

罪のない人に無意味な戦争を強いたどこかの大統領

どんなに独裁しても ミサイル撃っても殺されるのが怖い将軍

金で何でも買えると言い放った社長……

まぁ 人間だけでも毒抜きしようよ 


子どもが見れない(観ても意味が分からん)ジブリ作品に仕上がってるなw

筆者はやっぱり『魔女の宅急便』が好きだな