9月スタート

9月。今年は土日をはさんでるんで,夏休みの宿題かかえた子どもたちは少しは救われたんじゃないかな。きのう一緒に補習で勉強した子どもたちは,身体は日焼けで真っ黒,でもワークは真っ白け。


さて,小中学校で授業時間数を増加させて,ゆとり教育を見直そうという動きが出てきています。基礎基本の徹底というお題目のもと,現行の総合的な学習の時間を減らし,国語などの主要教科の時間数を確保し,更には小学校高学年の段階から週1時間程度の英語の授業を導入するらしい。伊吹のおっさんは早期英語教育には反対の立場だというのに,このような案が示されたということは,たいへん興味深い。総合的な学習については,しっかりした学校はしっかりとやっているが,ちゃらんぽらんな学校はちゃらんぽらんにやってるんで,かえって教育格差を生んでいるという指摘をしている新聞があり,これも面白かった。


先進的な教育と評判の京都市の下京中学校では,学習指導要領の標準授業時間よりも約3割多いカリキュラムを組んでいると紹介されていた。同じく京都市御所南小学校も凄いよ,って書いてあった。御所南小→京都御池中→堀川高校という黄金コースを巡って,マンション業者や地域住民を巻き込んだ公立進学ブームが起きているという……。市教委が学区の変更とかしたら,ものすごいことになるんだろうなー。