雪だるま

ココロがキュッと絞まりますね。好きなことだけやって、物事は自分勝手に決めていいのかよ、と。変だね、オカシイね、って空気を醸しだしながらも、なぜだか他人を出し抜いて。そんな光景を見ながらも、それはいけないよ、と言えずの自分がいて。大人と子ども、少しも変わんないや。


という思いばかりが、ココロをチクチクと刺すようにふりかかり、つもりつもってゴロゴロと坂道をかけおりる悲しみの雪だるまは、とどまることを知らずに肥大化していくよ。防弾ガラスのような強靭なココロを持っている人だって、やっぱりデリケートなんだよ、きっとね。


大人と子ども、大小の雪だるまをたくさん目撃した日だった。自分も雪だるまづくりをしてしまった。悲しい思いが溶けて、春が来るといいな、と思うよね。